こんにちは、RYUKYU RIDERです。
完璧なバイクなんてこの世に存在しません。なにかしら不満というか、一長一短は必ずあります。こと隼でもそれは同じです。
実は、前期型の隼にはちょっとしたクセがあるのです。
そのクセはなんとも独特なものでして、不満と捉えるのか、可愛いと捉えるのかは人それぞれなのですが。これから前期型 隼を購入してオーナーになるという方は、事前に知っておいた方がいい話でしょう。
そんなわけで今回は前期型 隼にあるクセを4つ紹介します。
その① ドンつきする
前期型の隼には「ドンつき」があります。
ドンつきとは、いわゆるドンと突き飛ばされるような感覚でして、隼でいえばアクセルをひねるとドッと加速して、突き飛ばされるような感覚のことをいいます。
このドンつき、実は前期型 隼の特有の現象らしく、とくに前期型の中でも初期型(1999年、2000年)にその傾向が強くみられます。
とはいえ、隼のドンつきは乗っていれば慣れるレベルでして、そんなに臆することはありません。しかし、隼をはじめて乗る初心者であれば、前期型の隼のドンつきは注意した方がいいですね。
ちなみに、ドンつきを解消する方法ですが、それは、ギア変換のときに1速から3速に一気に上げて回転数を下げるというやり方があります。これだと2速の加速を抑えられるので、ドンつきになりにくいです。
他には、アクセルワークを丁寧におこなうとか、クラッチ繋ぎを丁寧に行うなどがあります。
隼のドンつきについてはこちらの記事「隼のドンつき」で詳しく書いていますので、よかったらご一読を。
その② インジェクションなのにチョーク付き
隼はインジェクション車です。しかし、チョークたるものがついています。
本来、インジェクション車のバイクであれば、チョークはつかないはずなのですが、なぜか前期型の隼にはチョークがついています。
なぜ、隼にチョークがついているのか、謎です。
まぁ、隼のチョークはほとんど活用することはないので、気にすることはありませんが。ちょっと変わったものなので紹介させていただきました。
なお、隼のチョークについては「隼のチョークの使い方」にも書いてありますので、ご一読ください。
その③ ギア抜けする
前期型の隼は、ギア抜けします。
これは個体差があるのか定かではありませんが、しかし、隼のギア抜けは普通にあります。
隼のギア抜けについては、ネットの中にも古い書き込みなどがあるので、昔からギア抜けはあったのでしょう。
かくいうRYUKYU RIDERの隼もギア抜けします。理由はハッキリとわかりませんが、とにかくギア抜けするのです。まぁ、ギア抜けすることで壊れるってことはないのですが、いきなりのギア抜けはビックリしますよね。
RYUKYU RIDERは、隼のギア抜けについて「こんな癖のあるバイクだな」という認識で乗っています。
なお、隼のギア抜けについてはコチラ「隼がギア抜けする話」でも書いています。
その④ スロットルボディーが汚れる
前期型の隼はスロットルボディーが汚れます。
結果、エンジンの吹けが悪くなり、本来の調子がでなくなります。そのため、定期的にスロットルボディーの清掃が必要です。
定期的にといっても、回数はそんなに多くありません。個体差はありますが、走行距離にしておおよそ1万キロくらいでスロットルボディーの清掃が必要になります。
スロットルボディーの汚れは前期型 隼の特有のものらしく、二代目の隼(GX72A、GX72B)にはないそうです。なので、オーナー自らがスロットルボディーの管理をしなければいけません。
なお、スロットルボディーの清掃はバイクショップに任せてもいいのですが、DIYでも簡単にできます。隼のスロットルボディーの清掃方法についてはこちら「隼 スロットルボディーの清掃方法」に書いてあるので、よかったらご一読を。
まとめ
以上が前期型 隼の4つの癖です。
これらは前期型の隼に乗っていれば、ついてまわる癖なのですが、隼のオーナーになるなら上手に付き合っていくしかありません。
ちなみに、RYUKYU RIDERは、隼のこれらの癖にまったく不満はありません。不満よりもむしろ可愛いとさえ思っています。「手がかかる子ほどかわいい」なんて言いますが、隼はまさにそんなバイクです。
この隼の癖が逆に、隼に対しての愛情を増している感じです。
というわけで今回は以上です。