バイクには、いつまで乗れるのか。
ときどき、同年代のバイク乗りと、そんな話になる。まぁ、先のことはわからないので、どうなるかなんて妄想しても仕方ないことだけれど、でも、いつまでも乗りたいという思いと、乗るための努力は、少なからずやっていかなければいけない。
バイクを60歳でも70歳でも、なんなら80歳になっても乗りたい。俺はそう思っている。同年代は皆、同じ意見。しかし、バイクに乗るために欠かせない大いなる資産である身体を大切にしない人は一定数いるものだ。
酒を飲む、タバコを吸う、夜更かしする、食べすぎる、運動不足などなど。バイクを長く乗りたいという思いはあっても、律することを怠る人。俺は、そんなライダーになりたくはない。
「バイクにいつまでも乗りたいなら、健康管理は大事。それはバイクのメンテナンスと同じ。私は人間ドックを受けているから安心」
ということを缶ビールを手に持ちながら、ドヤ顔で話しているライダーがいた。
ん〜、ツッコミどころが満載すぎて、どこから突っ込んでいいのかわからず、ヤキモキしていたらそのまま去ってしまい、結局、何もアドバイスはできなかった。
健康とは習慣。決して、人間ドックを受けているとか、定期検診を受けているとかではない。それは、単なる確認ごとであって、健康管理ではないし、健康になるわけでもない。それに、お酒を飲むのも健康に悪い習慣のひとつ。嗜む程度で飲む人いるけど、それすらも俺は良くないと考えている。
お酒を飲んでいながら健康のことを口にする。違和感しかない。口にすることと行動することが伴っていない。そんな奴は、信用できないよなぁ。お酒が好きならふつうに飲めばいい。が、健康のことを口にしないことだ。
バイクには、いつまで乗れるのか?
それは、習慣によって決まる。俺はそう思う。