ぼくが乗っているバイクはGSX1300R隼。1型で初期型と呼ばれてるもの。その中でもちょっとだけ後期にあたる2006年式で、もう19年も前のバイクになる。そんな隼を、ほぼ純正を維持したまま乗っている。
理由はシンプルで、純正パーツが何かとバランスがいいから。調和が取れているし、壊れにくく、チューニングの必要がない。まぁ、昔のバイクだから、昔ながらの調整が必要なときもあるけど、でも、そんなにない。
メーカーであるスズキは、隼を開発するまでに何千何万回のテストを行ったはず。エンジンも空気力学も年月を重ねて研究し、ただ、いいバイクを作りたいという想いだけで開発してきたはず。ぼくは、そんな開発者たちの熱い魂がこもった隼に敬意を称したい。そのための純正のまま、原型のままで乗ることを大切にしている。
カスタムが悪いというわけではなく、隼とどう向き合って、どう生きるかということ。ただ、それだけのこと。