RYUKYU RIDERです。
先日、隼のオイル交換を行いました。これまでGSX1300R隼のエンジンオイルには、少しお高いワコーズ製をつかっていましたが、今回はスズキ純正エンジンオイル「エクスターR9000」を使用しました。
大型バイクとかスポーティーなバイクなら、メーカーが推奨する純正オイルよりも、社外品でちょっとお高めのオイルがいいと判断する人も多いでしょう。まぁ、純正品よりもオイルを専門に研究されているエンジンオイルの方が、性能も品質もいいように思えますからね。しかし、僕は今回、GSX1300R隼のエンジンオイルにスズキ推奨のオイル「エクスターR9000」を選びました。
なぜか。
以下から、GSX1300R隼のエンジンオイルをエクスターR9000にした理由を解説します。
GSX1300R隼のエンジンオイルをエクスターR9000にした理由
これまでGSX1300R隼のオイルには、ワコーズのトリプルRを使用してきました。トリプルRも良いエンジンオイルなのですが、じつはエクスターR9000も最高にいいオイルなのです。
その理由は、以下の6つ。
- エクスターについて
- 粘度
- ベースオイル
- JASO規格
- API規格
- 体感
というわけで、それぞれ見ていきましょう。
エクスター(ECSTER)について
エクスターR9000の「エクスター(ECSTER)」とは、バイクメーカーであるスズキのオイルブランドの名前です。これはメーカーであるスズキが、車やバイクを販売している時から研究開発されたエンジンオイルであり、別の言い方をすればスズキのエンジンに合ったオイルといえます。
エクスターには、エクスターR9000の他にエクスターR7000、エクスターR5000など、それぞれ車やバイクに合わせたグレードがあります。
中でもエクスターR9000は、GSX1000RやGSX1300R隼の純正オイルとして推奨されており、近年の試験ではGSX1000Rで行われていたようです。つまりエクスターR9000は、高負荷や高回転など、いわゆる300km/h走行にも耐えられる性能を持っているということ。
エクスターR9000、最高にいいオイルだと思いますね。
ちなみにエクスターは、2015年からMotoGPのワークス「チームスズキ エクスター」として参戦しています。これはレースでもエクスターのオイルを試しているということでしょう。エクスターのエンジンオイルは、高性能バイクにとって、期待できるエンジンオイルだと思います。
エクスターR9000の粘度
次にエクスターR9000の粘度についてです。
エクスターR9000の粘度は「10W-40」です。これはGSX1300R隼に適した粘度であり、隼のサービスマニュアルにもしっかりと書いてあります。つまり、隼にとってエクスターR9000の粘度は、堅すぎず柔らかすぎず、ちょうどいいオイルだということです。
エクスターR9000のベースオイル
エクスターR9000のベースオイルは化学合成100%です。
ふつうバイク用のエンジンオイルにはベースオイルとして鉱物油、部分合成油、化学合成100%という3種類あるのですが、エクスターR9000には化学合成100%のベースオイルが使用されています。これは3種類あるベースオイルの中でも清浄性や潤滑性、耐熱性がもっとも最高であるいうことを意味しています。
高性能エンジンを積んだGSX1300R隼には、エクスターR9000は向いていますね。
エクスターR9000のJASO規格
バイク用のエンジンオイルにはJASO規格というのがあります。これは日本自動車規格によって定められたエンジンオイルの特性を表すもので、MA、MA1、MA2、MABなどの表記がされます。これらの表記がパッケージに表示されておれば、バイク用のエンジンオイルとして適しているものと言えます。
では、エクスターR9000のJASO規格はどうなのか。
エクスターR9000のJASO規格は「MA2」となっています。つまり、エクスターR9000がバイクに適したエンジンオイルだということです。無論、GSX1300R隼にもいいというわけです。
エクスターR9000のAPI
次は、エクスターR9000のAPIについてです。
APIとはエンジンオイルのグレードを表すもので、表記は2文字のアルファベットからになります。頭文字がアルファベットの「S」ではじまり、後ろの文字もアルファベット表記です。後ろの文字は「Z」に近いほど、グレードが高いオイルになります。で、肝心のエクスターR9000のAPIはというと「SN」です。これは現時点で最高峰のオイルグレードになります。
ちなみに、エクスターR9000のAPIについては、エクスターの公式カタログがリソースです。
→ エクスターのカタログはこちら
このカタログの20ページあたりに、エクスターR9000のAPIが表示されています。なお、エクスターの公式のカタログを見てエクスターR9000のパッケージがちがうと疑問にもつ人もいると思いますが、しかし、安心してください。中身は同じオイルです。このカタログにあるものは、欧米で発行されたもので、オイルの容量がリットルではなくガロンになっているのです。一方、日本ではリットル販売が主流なので、パッケージが変更され販売されています。なので中身は一緒なのですよ。
で、GSX1300R隼との相性はどうかといえば、グレードが最高のオイルが隼に悪いわけがありません。いえ、逆に、隼に入れるオイルのAPIは「SN」がいいと思いますね。
体感
隼のエンジンオイルにエクスターR9000をつかった際の体感については、別の記事「GSX1300R隼のエンジンオイルをエクスターR9000を試したのでレビューしてみる」で解説していますので、そちらをご覧ください。
まとめ
さて、エクスターR9000を選んだ理由は、上で書いたような6つのことを調べた結果です。
少しまとめますと。
- エクスターR9000はスズキのエンジンに合っている
- エクスターR9000の粘度がGSX1300R隼に適している
- エクスターR9000のベースオイルは最高峰の化学合成油
- エクスターR9000のJASO規格は「MA2」
- エクスターR9000のAPIは「SN」
以上のことから、GSX1300R隼のエンジンオイルをエクスターR9000にしました。
エクスターR9000を調べてみて中身を見れば見るほど、エクスターR9000って、いいエンジンオイルだということがわかりますよね。これから僕のGSX1300R隼のエンジンオイルは、エクスターR9000で決まりでそうす。それに、エクスターR9000は価格も社外品オイルよりも安く良心的。品質がいいエンジンオイルにもかかわらず、エクスターR9000の単価は「1,600円(税込)」ほどですからね。
コスパで物を選びたくないんですが、エクスターR9000は、ほんとコスパがいいエンジンオイルだと思います。
大型バイクは、ガソリン代やらパーツ代やらと、何かとお金がかかるのですが、エクスターR9000であればお財布にも優しいし、バイクライフが一層、楽しくなると思います。僕と同じGSX300R隼のオーナーには、ぜひ、エクスターR9000をつかってほしいなって思います。
さて、今回の記事は動画でも収録しています。
まあ、動画の内容は記事とほぼ同じなのですが、なんせ文章で書くとの話すのとではその熱量というか情熱がぜんぜん違いますよね。エクスターR9000がいかに良いオイルかということを話しているので、よかったら視聴ください。
では、また。