RYUKYU RIDERです。
GSX1300R隼はフルカウルのバイクです。隼のカウルは空力特性を追求した形であり、隼全体を覆うように作られています。カウルには「隼」のデカールが大きく掲げられ、隼たるアイデンティティを主張していますよね。個人的には、このあああああデカールがすごく好き。
そんなカウルですが、ひとたび立ちゴケでもしたら傷がつくのは必至です。いや、カウルだけじゃなく心にも傷がつきますが、それは別の機会に話すとして、隼が立ちゴケしたら大抵はカウルに引っかき傷のような跡がつくか、最悪な場合、ヒビ割れしたり穴があいたりします。そうなったら交換しなければいけません。
一応、パテ埋めでも修正できそうな気がしますが、素人では無理でしょう。いや、板金塗装屋の職人でも難しいと思います。隼のカウルの曲線はなかなか再現できるものではありませんし、多分、依頼した人もいないと思います。
僕はまだ、隼で立ちゴケをしたことないので(絶対にしたくない)、こんな記事を書くのもどうかと思いましたが、しかし、もしもの時ためにカウルについて考えてみようと思いました。つまり、隼のカウルはいったいどのくらいの値段がするのか、を考察しようというわけです。
そんなわけで今回は、隼のカウルについて実際にバイク屋やパーツ屋にてヒアリングしたことと、パーツリストにて調査したことを記事にしてまとめてみました。
GSX1300R隼 カウルの種類
まず、隼のカウルの構成について整理してみます。
前期型の隼のカウルは、1台あたり何種類で構成されているのかといえば、以下の4つで構成されていました。
- アッパーカウル
- リアカウル
- アンダーカウル
- サイドカウル
あの大きな車体を包んでいるカウルにしては、とてもシンプルな構造です。意外と少ないように思います。一応、これらのカウルを解説しますと、
- アッパーカウル → ヘッドライトの所
- リアカウル → シートがついている所
- アンダーカウル → 一番下についている小さなカウル
- サイドカウル → 「隼」のデカールがある所
という具合になります。この他にはフロントフェンダーがありますが、これは今回のカウルには入れていません。
では、以下からカウルの値段を紹介していきます。
隼のカウルの値段
実際にバイク屋に、隼のカウルの値段を聞いてみました。その答えは、全てのカウルを交換した場合、ざっと 25万円〜30万円 はかかると言われました。しかも、カウルの値段には変動があるため、明確な価格は出せないとも言われました。この価格帯はおおよその値段として考えるといいかもしれませんね。
で、自分なりにパーツリストをみて、それぞれの値段を調べてみました。その結果が以下の通りです。
部品および品番(〜0’7までの隼) | 値 段 |
アッパーカウル(94401-24F80-YAY Black) | 55,165円 |
サイドカウル(94407-24FA1-YAY Black) | 64,376円(片側) |
リアカウル(47110-24F30-YAY Black) | 33,459円 |
アンダーカウル(94660-24F00-YAY Black) | 9,635円 |
合 計:227,011円 |
合計で「227,011円」します。これは前期型(初代)の隼の場合です。
後期型(二代目)の隼は、もう少し値段が高くなります。なぜなら、サイドカウルが二分割されており、それぞれが結構なお値段がするからです。
隼のカウルの値段はやはり高いですね。
もし、隼で立ちゴケしたら…
今回の記事は、カウルの値段だけに絞ったものです。が、もし、隼で立ちゴケでもしたらどうなるのでしょうか。
隼で立ちゴケしたら、実はカウルの交換だけでは済みません。これは、全てのSS系バイクに共通していることですが、立ちゴケの被害は他の箇所にもでてくるものです。
例えば、バイクで立ちゴケをしたら以下の部分が破損、または傷つくと言われています。
- レバー
- エンドバー
- マフラー
- ステップ(バンクセンサー)
- エンジン(クランクケースなど)
- フロントフェンダー
- ミラー
もし、隼で立ちゴケして、全てのパーツを新品に交換するとしたら、
35万円〜40万円
はかかるでしょう。
ちなみに、これはパーツ代だけの話です。工賃は含まれておりません。なんとも痛い話ですよね。
隼のカウルを安く済ませる2つの方法
隼の新品カウル(純正品)の価格が高いということがわかりましたが、いろいろ調べていく中で値段を安く済ませる方法を見つけました。その方法は2つです。
まず1つ目は、ヤフオクで中古パーツを手に入れることです。ヤフオクには前期型(初代)の隼をはじめ、後期型(二代目)の隼のパーツも出回っています。
ヤフオクで出品されているものの中には、傷があまりついていないカウルもあるので、程度がいいものを一式揃えることもできそうです。色もできれば揃えたほうがいいですけど、あとで塗り替えることができますからその辺は気にしなくていいかもしれません。
次に、2つ目の方法ですが、それはカウルを社外品にする方法です。
実は、カウルには純正の形状と同じタイプの社外カウルがあります。このカウルが質も良さそうの上、価格も良心的です。
純正カウルの価格は、上でも書いたように30万円くらいするのですが、社外カウルは5万円〜7万円ほどで買えます。とてもお買い得なカウルだといえますよね。そんな社外品カウルの材質は純正品とちがいABS樹脂です。
純正カウルのようにウレタンではないので強度的には弱いかもしれませんが、ただ走行風があたる箇所なのであまり気にしなくてもいいかもしれません。
一応、社外のカウルを以下に掲載しておきます。
▼ 前期型(1型)隼の社外カウル
Sportfairings バイク外装パーツ フルカウル 適合 Suzuki GSX-R1300 GSXR 1300 隼 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 年 黒緑色の炎
▼ 後期型(2型)隼の社外カウル
Sportfairings バイク 外装パーツセット 適合 鈴木 Suzuki GSX-R1300 GSX-R GSXR 1300 隼 2008 – 2015 09 10 11 12 13 14 年 パール青と黒 エンクロージャ
まとめ
隼のカウルの値段をいろいろ調べてみたら、純正品はけっこう高いということがわかりました。まぁ、メーカーが開発した純正ですから品質はお墨付きなので仕方ないと思いますが。
しかし、やっぱり高い(涙)。今回のカウルの値段を調べて、絶対に隼で立ちゴケしたくないとおもいましたね。今後も気をつけて隼に乗りたいとおもいます。
では、また。