隼には、ECM(エンジンコントロールモジューむ)が搭載され、これにはFIシステム自己診断機能がついている。これにより、各種信号のエラーをチェックできるわけだ。
例えば、隼のエンジン始動時、LCD(メーターの液晶部分)に「FI」が表示したままだったり、点滅を繰り返したら、何かしらの異常があるということ。主な原因は、
- カムシャフトポジションセンサー
- クランクシャフトポジションセンサー
- 転倒センサー
- フューエルポンプリレー
- イグニションスイッチ
などが考えられる。
これらは、調整するかパーツ交換をしないといけないので、少々厄介なもの。FIシステム自己診断でエラーコードが出たのなら、ディーラーやオートバイショップでみてもらった方がいい。
隼 FIシステム自己診断する方法

隼のFIシステム自己診断する方法は、ちょっとした専用の道具が必要。これはディーラーが主に使う道具だが、普通にスズキ純正品として注文すれば手に入る。この道具の使い方は、リアカウルの中にあるカプラーにさしこんで、隼を4秒ほどクランキングするだけ。そうすれば、自己診断をチェックすることができる。
スズキOEMディーラーモードFIコードライトスイッチ
品番:09930-82720
けど、この道具がなくてもカプラーを短絡すればチェックすることもできるので、俺みたいにわざわざ手に入れなくてもいいかも。
なお、FIシステム自己診断のチェックをするとエラーコードがLCD(メーターの液晶部分)に表示される。そのコードはいくつかあるので、一覧を以下に貼っておく。「C00」以外はエラーコードなので、修理が必要だ。
C00 – NO FAULT(エラーなし:故障なし)
C11 – CAM POSITION SENSOR
C12 – CLANK POSITION SENSOR
C13 – INTATE AIR PRESSURE SENSOR
C14 – THROTTLE POSITION SENSOR
C15 – ENGINE COOLANT TEMPERATURE SENSOR
C21 – INTAKE AIR TEMPERATURE SENSOR
C22 – ATMOSPHERIC PRESSURE SENSOR
C23 – TIP OVER SENSOR
C24 – IGNITION SIGNAL #1
C25 – IGNITION SIGNAL #2
C26 – IGNITION SIGNAL #3
C27 – IGNITION SIGNAL #4
C28 – SECONDARY THROTTLE VALVE ACTUATOR
C29 – SECONDARY THROTTLE POSITION SENSOR
C30 – SECONDARY THROTTLE CONTROL UNIT
C31 – GEAR POSITION SENSOR
C32 – INJECTOR SIGNAL #1
C33 – INJECTOR SIGNAL #2
C34 – INJECTOR SIGNAL #3
C35 – INJECTOR SIGNAL #4
C41 – FUEL PUMP CONTROL SYSTEM
C42 – IGNITION SWITCH SIGNAL
C46 – EXHAUST CONTROL VALVE ACTUATOR
C92 – FUEL LEVEL GAUGE SIGNAL