バイクにとってオイル選びは死活問題です。なぜなら、オイルひとつでバイクの性能が上がったり、逆に性能ダウンになったり、下手すれば故障にもつながってしまうからです。
バイクのパフォーマンスを上げる、または、バイクを正常に保つためには、真剣にオイル選びを考えないといけません。それはCB750 RC42でも同じこと。
CB750 RC42というバイクは、教習車として採用されたバイクなので、丈夫だとか、壊れないバイクという風にいわれますけど、それでもオイル選びは慎重にしたいものです。
というわけで今回は、CB750 RC42のオイル選びについて考察してみました。
CB750 RC42のエンジンオイルに求めるもの
CB750 RC42のエンジンオイルにどんなものを求めるか。
いつも通りなら、「バイク用エンジンオイルの選び方 5つのチェックリスト」をもって、メーカー推奨の純正オイルでいいと思うのですが、しかし、CB750 RC42というバイクには少しちがう考えをもっております。理由は、CB750 RC42が空冷エンジンだからです。
CB750 RC42は構造的に古いバイクです。しかも、空冷エンジン。空冷エンジンは冷却システムの中でもいちばん原始的なものであり、走行していなければ、つまり自然風をエンジンにあてていなければ、エンジンが高温になりやすい構造となっています。
エンジンが高温になるとどうなるのか。
それはエンジン内のオイルの性能(冷却や潤滑、清浄など)がダウンし、エンジンにとって良くない状況になります(エンジンオイルそのもにも冷却効果はあるけど、オイルの温度(油温)が高くなればその性能はガタ落ちする)。
バイクのエンジンオイルは、ベースオイルと配合される添加物によってその特性が決まるのですが、高温になるにつれ、その効果は落ちます。つまり、バイクのエンジン熱が高くなればオイルそのものの性能は効かなくなるというわけです。
つまり、
空冷エンジンは高温になりやすい → オイルの性能がダウン → エンジンに良くない
こんな構造になりますね。
また、最近は温暖化の影響で気温が上昇しています。これにより、とくに夏場の日中は、外気温が高いせいでエンジンがさらに高温になると考えています。空冷エンジンと温暖化。これはCB750 RC42というバイクにとって、過酷な状況だというわけです。
であれば、CB750 RC42に使うエンジンオイルは、単なるエンジンの潤滑剤や清浄剤として使われるものよりも、熱に強い、つまり熱ダレに適したオイルがいいと判断しました。
CB750 RC42に最適なエンジンオイルはこれ一択!
CB750 RC42には熱ダレに強いエンジンオイルがいいです。
それで、いろいろリサーチした結果、これは最強だと思うオイルに出会いました。
その名も「ワコーズ タフツーリング 25W-50」。
ワコーズのタフツーリングは、高温下での潤滑性に優れ、熱ダレに特化したエンジンオイルとなります。これは、クラシックバイクなど、各部のクリアランスが広いエンジンにも適しているらしいので、古い構造をしているCB750 RC42には最適だと思います。
というわけでCB750 RC42のエンジンオイルは「ワコーズ タフツーリング 25W-50」に決めました。 粘度も一番高い方にします。
今回、選んだエンジンオイル「ワコーズ タフツーリング 25W-50」が、CB750 RC42にとってどんな影響があるかわかりませんが、実際にCB750 RC42のオイルを交換して体感してみようと思います。