隼の生産終了から考えたこと【悲報】

隼の生産終了から考えたこと【悲報】 GSX1300R隼

RYUKYU RIDERです。

今さらですが、隼は生産終了です。もう、スズキでは隼が製造されておりません。

世界最速として唯一ギネスにも載ったアルティメットスポーツバイク「GSX1300R HAYABUSA」。そんなバイクはもう新車では手に入らないのです。

少し悲しい話ですが、今回は隼の生産終了から考えたことを記事にしようと思います。

隼が生産終了になったのはいつ?

隼が生産終了となったのは 2018年3月 ごろのことです。

メーカーのSUZUKIからはそんなに大きなアナウンスはなかったのですが、SUZUKIのサイト上にはしれーっと「隼(生産終了)」とありました。

ほんと悲しい話です。

そんな中、隼は2019年度も新車で販売されていました。どうやら北米とインドで売られていたようですが、これは新型隼ではなく、強制的な販売のようで中身は2018年モデルと同じらしい。事実上、隼の生産は終了となっています。

隼の生産終了の原因はEURO4による排ガス規制

隼の生産終了は「EURO4」による排ガス規制が原因です。EURO4とは、欧州の二輪車等の排ガス低減の規制で、環境庁のサイトによれば日本では2016年から始まったようです。
→ 二輪車の排出ガス規制に関する国際基準調和の動向

このEURO4は 2020年 には「EURO5」となり、それが 2023年 までつづくようです。

その先は…?
おそらくEURO6ではないでしょうか(笑)

EURO4やEURO5は国際基準です。日本もそれに従う運びですので、今後はバイクによる排ガス規制がより一層、厳しいものとなるでしょう。各メーカーはEURO5に対応できなければ、現在、生産・販売されているバイクは全て生産終了となるかもしれません。

隼の生産終了で考えたこと

隼の生産終了について少しだけ考えてみました。で、心底思うことは、

「 排ガス規制して環境保護するなら他のもやれよ!」

です。

これは別に嫌味とか妬みでいっているのではなく、真剣に環境保護がしたいなら、地球全体のことを視野に入れて取り組まなければいけないということを言いたいのです。つまり、排ガス規制やその他一部だけを厳しく取り締まっても環境保護の効果は薄いということ。まだまだ手がけていないことがたくさんあるのに、と個人的に思います。

例えば、大量生産なんてどうでしょうか。日本を含め先進国では「物」が大量生産されています。今やミニマニストという概念が流行ってても、大量生産からの大量消費は各国推進している感じです。まぁ、これは資本主義というシステムの中で経済が豊かになるためのやり方なのですが、こんな状況である以上、環境保護というには程遠い。

ちなみに、日本政府によれば、日本では年間2,759万トンの残飯(食品廃棄物等)がでていると発表しており、そのうち食べられるのに捨てられるという「食品ロス」が年間で643万トンだと推計しています。それが世界では13億トンらしい(もう意味がわからん)。

さて、これらを処理するのにどれだけの大気汚染をしているのか、もう考えなくても予測はできることでしょう。

ぶっちゃけ、食品ロスのような事案こそ規制すればいい、そう思います。あらかじめ買う食料の量を決めるとか、逆に残飯を出したら取り締まるとか、そんな規制をすればいいのです。そうすれば環境保護にも貢献できますし、地球にも人の健康にもいいと思います(食べ過ぎにならずに済むよね)。

まだ他にもありますよ。

例えば、商品の見栄えを良くする包装(パッケージや段ボールを含む)なんてどうでしょうか。ムダに多いですよね。「商品に汚れがつかないため」「安全のため」という意見はもちろんありますが、しかし、どの商品も過剰包装をしていると思います。これらを少しでも減らせば、森林伐採は免れ、大気汚染もなくなり、環境保護にもつながるのでないでしょうか。

排ガス規制の話題がでればでるほど、いろいろと考えてしまいますね。

さて、そんな悲報というか、やるせない話を動画でも語っています。

YouTubeで見たい方はこちら

動画内でも皮肉たっぷりな感じでしゃべっていますが、環境という大義らしい名目で本当は経済のためなんだろうなと思ったり思わなかったりする中で、最高にいいバイクが排除されるのはなんともいえない気持ちです。個人的には脱炭素を狙うなら、排気ガス云々するより大地にある「土」を見直す必要があると思いますが、まあ、農業や利権や食料問題やらがいろいろ絡んでくるんで、一筋縄では行かないんだろうなって思います。でも、「排気ガスからじゃねぇだろ!」と声を出して言いたい。これについては機会あればブログでも触れていきたいと思います。

では、また。