こんにちは、RYUKYU RIDERです。
バイクの燃料タンクには「水抜き穴」があるのをご存知でしょうか?
この水抜き穴、案外、見落とされがちな部分です。
かくいうRYUKYU RIDERも、じつは、見落としていたのですが、以前にアップした「鍵穴のメンテナンスする方法」をおこなっている最中に気づきました。
というわけで今回は、燃料タンクの水抜き穴の清掃方法を紹介したいと思います。
バイクの燃料タンク内にある水抜き穴って何のためにある?

燃料タンクの水抜き穴の清掃方法を教える前に、まず、なぜ燃料タンクに水抜き穴が存在するかを説明します。
水抜き穴の多な目的は、ズバリ、
「 燃料タンク内への水の侵入を防ぐため! 」
です。
というのは、バイクの燃料タンクの注入口は、大抵、上向きです。これはガソリンが入れやすいように作られた構造をしています。
この上向きの注入口は、ガソリンを入れるには便利な構造ですが、しかし上向きであるため、雨水や洗車時の水が侵入する可能性があります。
それに、燃料タンクの蓋って完全な防水ではありません。
バイクが新車時は、燃料タンクの蓋も防水としてちゃんと機能しますが、経年劣化すればゴムパッキンが劣化し、防水でなくなります。
ですので、もしも、大量の雨が降った場合(ゲリラ豪雨など)は、燃料タンク内に水が入る可能性があるのです。
その水の侵入を防ぐのが何をかくそう「水抜き穴」です。
水抜き穴を一度も清掃していない場合は錆びている可能性も!
そんな素敵な役割のある水抜き穴ですが、清掃している人ってあまりいないですよね。
そう、水抜き穴って案外、見落としがちな部分です。かくいうRYUKYU RIDERも見落としていましたし(汗)。
さて、そんな見落としがちな水抜き穴ですが、清掃をしたことがないのであればどうなってると思いますか。
おそらく、というか十中八九、錆びていると思います。
だって、水が抜ける場所なんだから、今まで清掃していなければ絶対に錆びています。
たまに、
「燃料タンクに穴があいてガソリン漏れちゃった…」
なんていう人いますけど、あれって水抜き穴もひとつの原因になります。つまり水抜く穴がさびて、そこから穴が空き、それが燃料タンクまで連なるということ。
そんな風にならないためにも、日頃から燃料タンクの水抜き穴は清掃してた方がいいですね。
ちなみに燃料タンク内の錆防止にはこの記事「ガソリンの腐り(劣化)対策【バイクを長期保管する人は必見】」も役立ちますので、よかったらご一読ください。
燃料タンクの水抜き穴の清掃方法
さて、ここからは燃料タンクの水抜き穴の清掃方法を紹介していきます。
その前に、燃料タンクの水抜き穴の適したケミカルを紹介します。
燃料タンクの水抜き穴に最適なケミカル
その最適なケミカルはこれ、ワコーズの「フッソオイル105」です。
ワコーズ FSO フッソオイル105 超潤滑・多目的スプレー 110g A105 [HTRC2.1]
このフッソ105は燃料タンクの水抜き穴メンテナンスに適しております。というか、他のケミカルではダメです。
「ラスペネとかKure556ではダメなの?」
という方もいるかもしれませんが、あまりお勧めはしません。
その主な理由は、潤滑油の性質です。
例えば、ラスペネやKure556は、その性質がベトベトしています。指に吹きかけてみたらわかると思いますが、長時間ベトベトしているケミカルです。これって錆防止にはなりますが、汚れがつきやすいという性質ももってます。
一方、フッソオイル105の性質は少し違っていて、これはベトベトしないケミカルなのです。
フッソオイル105は、他の潤滑油と同じようにサビ防止にもなることに加え、その性質上、汚れが付着しにくいという特徴があります。
なのでRYUKYU RIDERは、手の行きとどかない箇所の錆防止にはフッソオイル105をつかっています。
燃料タンクの水抜き穴の清掃手順
水抜き穴の清掃方法はとても簡単です。
それは、サビ防止のケミカルを水抜き穴にただ吹きかけるだけです。
RYUKYU RIDERのバイク、隼でも実際にやってみました。
以下、画像付きで解説します。


手順はこれだけです。
なんとも簡単な清掃ですよね。
まとめ:動画でも水抜き穴のメンテナンス 方法を解説【動画あり】
燃料タンクの水抜き穴は、清掃を見落としがちな部分ですが、定期的にチェックして清掃をおこないましょう。でないと後々、重大な不具合を起こすかもしれませんから注意が必要です。
燃料タンクの水抜き穴はケミカルを使うだけで清掃できますので、やらない手はありません。DIY素人でも簡単にできますので是非チャレンジしてください。
なお、今回の内容は動画でも収録しております。
記事の内容が分かりにくかったら、動画の方もご覧ください。