隼のレギュレーターをMOSFET化した理由と取り付け方について

GSX1300R 隼

隼(GSX1300R)のレギュレーターをMOSFET化しました。
なぜなら純正レギュレーターが故障(パンク)したからです。

普通はここで純正レギュレーターに交換するのですが、私は他社メーカーで採用されているMOSFETレギュレーターを選びました。

今回は、純正品を使わなかった理由とMOSFETレギュレーターの取付け方について語りましょう。

そもそもMOSFETレギュレーターって何ぞや?

まず、MOSFETレギュレーターについてお話ししましょう。

MOSFETレギュレーターとは、一般的に採用されているサイリスタ式のレギュレーターとは違い、熱を発しないのが大きな特徴です。そのため、熱による故障が少なく、長い期間、故障なしで使用することができるといわれています。

例えば、一般的なレギュレーターの場合、アイドリング時には約80℃くらいの熱を発しますが、MOSFETレギュレーターだとアイドリング時の温度は約30℃くらいで済むそうです。

これはアイドリング時での話ですのです。
もしも、外気温が高かったり、長時間のアクセルを開けた運転の場合は、それ以上の熱を発することになるでしょう。

仮に、アイドリング時の温度に20℃ほどがプラスされるとしたら、サイリスタ式レギュレーターであれば100℃に、MOSFETレギュレーターであれば50℃位になるわけです。

どのレギュレーターが故障しそうかもうわかりますよね。

レギュレーターは突然故障(パンク)するパーツですので、ホント注意が必要です。

隼のレギュレーターをMOSFET化した理由

私の隼にはMOSFETレギュレーターを採用しました。

その理由は、隼の純正レギュレーターがリアカウルの中に設置されているからです。

リアカウルの中にレギュレーターがあるということは、空冷しにくく、熱もこもりやすい。なのでレギュレーターが故障しやすくなると思います。

事実、私の隼は走行距離2万キロ程度でレギュレーターが故障しました。

隼が走行中に突然のエンスト。エンジンがかからない原因は?

2019年9月4日

これは前期型の隼の唯一の弱点ですよね。

ちなみに、後期型の隼のレギュレーターはフロント側に移設されています。

おそらく前期型の隼のレギュレーター設置場所はよくない所だったので、後期型の隼では場所を変更したと考えています。まぁ、的外れではない見解でしょう。

兎にも角にも、前期型の隼のレギュレーターは熱による故障がおきやすいと思います。ですので、私の隼では、熱をあまり発しないMOSFETレギュレーターを採用しました。

今回、採用したMOSFETレギュレーターはYAMAHA製(R1用)

今回、採用したMOSFETレギュレーターはYAMAHA製(R1用)
YAMAHA製(R1用)の
MOSFETレギュレーターです。

今回、採用したMOSFETレギュレーターはYAMAHA製(R1用)です。

品 名品 番価 格
MOSFETレギュレーター1D7-81960-0113,400円

このYAMAHA製のMOSFETレギュレーターは、汎用性が高いため、いろんなバイクに流用可能です。

とはいえ、ボルトオンとはいきません。配線やカプラーの変更、レギュレーターの取り付けには多少の加工が必要です。

が、そのくらいの手間がかかってもMOSFETレギュレーターは損をしないパーツだと思います。

余談ですが、MOSFETレギュレーターだからといって決して値段が高いわけではありません。どちらかといえば、隼の純正レギュレーター(品番:32800-33E21 価格:22,024円)の方が高かったのです。

個人的にはMOSFETレギュレーターの方がお得だと思います。

スズキもMOSFETレギュレーターを採用している?

実は、最近のスズキのバイクには、どうやらMOSFETレギュレーターが採用されているらしいです。

こんな記事を見つけました。
新型/GSX-S1000F/ABS国内のレギュレーターMOSFET?

どうやら、新型GSX-S1000FにはMOSFETレギュレーター(品番:32800-26J00-000)が採用されているみたいですね。しかもレギュレーターに記載されている番号も似ているし。

YAMAHA製 MOSFETレギュレーター:FH020AA
SUZUKI製 MOSFETレギュレーター:FH020BA

多分、同じものでしょう。

純正のレギュレーターとMOSFETレギュレーターを比較

純正のレギュレーターとMOSFETレギュレーターを比較

純正のレギュレーターとMOSFETレギュレーターを比較してみました。

若干、MOSFETレギュレーターの方が大きいようです。

ちなみに、ヤフオクなんかでMOSFETレギュレーターが売られていますが、ひとつを除いては中華製のもので完全な偽物です(MOSFETレギュレーターではありません)。なので注意してくださいね。

本物のMOSFETレギュレーターは、以下のような品番に加え、裏にアルミ板がついています。

本物のMOSFETレギュレーターには、ちゃんとした品番とロゴが描かれています。

とくにマークに注目です。偽物は不揃いになっているようです。この辺を見極めて購入するか、バイク屋で品番を伝え純正部品を注文するといいでしょう。

隼にMOSFETレギュレーターを取り付ける方法

さて、ここからはMOSFETレギュレーターを隼に取り付ける方法を紹介していきましょう。

ほんの少し加工しただけで取り付けられるので、これからMOSFETレギュレーターを検討する方は参考にしてください。

配線とカプラー

MOSFETレギュレーターと配線&カプラー。

MOSFETレギュレーターの配線とカプラーは加工されたものです。
内容は以下の通りです。

  • 配線の太さ:2.0sq
  • 配線の長さ:30センチ
  • カプラー:250型6Pオスツメなし
  • 配線色:ステーター(黄)、プラス電源(赤)、マイナス(黒)

MOSFETレギュレーターはこのように配線を製作して取り付けます。
配線コム

もし、配線の製作に自信がない人はヤフオクを利用するといいですよ。ちゃんと配線を製作して販売している人がいますので(※MOSFETレギュレーターで検索するとでてきます)。

隼にMOSFETレギュレーターを取り付け

隼にMOSFETレギュレーターを取り付け

MOSFETレギュレーターは純正レギュレーターと比べて少し大きいです。ですので、そのまま取り付けるとリアカウルがつきません。

なので、取り付け箇所は自由に決めていいと思います。

空冷できる箇所に移設してもいいし、リアシート内でもいいでしょう。しかし、私はあえて、純正のステーを利用して取り付けました。

やり方はこうです。

まず、純正レギュレーターを支えているステーを加工します。
MOSFETレギュレーターの位置を合わせ、ボルトで穴をあけます。

以下のように加工しました。

純正レギュレーターを支えているステーに穴あけの加工を行いました。

次に、MOSFETレギュレーターを横にして穴をあけた方をボルトで固定します(純正のボルトの穴は使いません)。

1箇所だと不安なのでタイラップ(収束バンド)でもとめます。

穴をあけた方はボルトで固定し、もう1箇所はタイラップ(収束バンド)でとめます。

MOSFETレギュレーターの取り付けは以上です。

このような取り付けをするとリアカウルを装着することができました。

考察

さて、いかがだったでしょうか。

今回は、隼の純正レギュレーターを使わずにMOSFETレギュレーターを取り付けた方法を紹介しました。

これで隼の弱点であったレギュレーターの故障は少しは回避されたと思います。

とはいえ、前期型の隼のレギュレーターはリアカウルの中にあります。ここに自然風を取り入れるための工夫は必要かもしれません。

今回はそこまで加工をしなかったのですが、機会があれば風通りがいいように加工をしようと思います。

と言うわけで、今回は以上です。

今回の記事はとても長くなりましたが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

では、また。

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